診療方針
目標
- 「調子が悪ければ入院」「来られなければ治療はできない」
- などといった、病院偏重の従来型精神科医療からの解放
- 精神の病を抱える方々が病院に縛られることなく、地域でその人らしく生活することをできる限り支援します。
- 「薬は生活をしやすくするための日用品のひとつ」というとらえ方
- 症状を抑えることよりは、生活でどのようなことをできるか、に主眼を置き、処方の単純化に努めます。
- 「精神疾患への偏見」を超えた社会を目指す
- 精神医学についての啓蒙を積極的に行い、精神の病を抱え込みながら育っていく、包容力のある社会の実現を目指します。
- 当医院の特徴・立地・提携機関
- 当医院は、小海線北中込駅下車すぐの立地です。佐久市近隣からのご来院も便利です。
当医院は佐久総合病院および佐久医療センターと提携しております。
心理検査以外の検査を佐久医療センターに委託しております。また、入院や高度な検査が必要と判断した場合、佐久総合病院や近隣の医療機関など連携医療機関をご紹介いたします。
- 診療の特徴
- 児童精神科外来;18才未満の患者さんに対応しています。
一般精神科外来;18才以上の患者さんに対応しています。
- □ 臨床心理士によるカウンセリングを導入しております。
- うつ病、不眠症、ストレス性障害、不安症、強迫性障害、社会不安障害、パニック障害、躁うつ病、認知症、統合失調症、発達障害などさまざまなこころの問題をひとりひとりの患者さんに合わせて行います。
どうぞお気軽にご相談ください。
*カウンセリングと診療の違い
医師による診察は現在のところ薬物療法が主体であり、お話を伺いながら薬物調整を行うことが中心となりますが、現在の患者さんの抱えておられる悩みや問題について話し合う時間は限られてしまいます(1回の診察は長くて15分程度)。臨床心理士によるカウンセリングはこれらのことに関して、丁寧にお話を伺いながら、対処を相談していくことが中心となります(1回あたり30-40分程度)。
ほかにカウンセリングは以下のような治療効果を有します。
①自分を表現する能力を高める
②情動や緊張を緩める
③心身の成長をうながす
④自己治癒力を活性化する
⑤創造力を高める
- □ 訪問診療を導入しております。
- 重い精神障害のために、受診することが難しい患者さんのところにお伺いして診療を行っています。
重い精神障害はないものの、引きこもりがち、仕事に就きたいけれどもつけない、家族以外の人との会話がほとんどないなど、 社会生活上の困難を抱えている方に対して、医師が往診するほか、看護師などが訪問を行うことがあります。
訪問診療については、最初はご家族による相談から始まります。お気軽にお問い合わせください。
(相談の際には、ご本人の名前で予約、ご本人のカルテを作成したうえで、自費診療の扱いになります)
- □ 補足
- カウンセリングは専門性の高い診療であり、診療と別に料金をいただくことになります。
1日の枠には限りがあります。
現在は児童精神科外来で優先的に扱っておりますが、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
診察とカウンセリングの予約が同じ日にある場合、順番は通常、診察→カウンセリングですが、診察の待ち時間等の状況により前後することがあります。