佐久市中込の精神科クリニックです*児童精神科、成人の一般精神科、老年精神科、訪問診療を行っております。

冀う

東京都知事選。

投票はできませんが、他人事ではありません。

「何だかんだいって、あの人のような行動力は他の候補者にはない」という言葉。
自分の利益だけで動く嘘つきな人間が、いくら声高に叫んで人を動かしても、実績が伴わなければその人の行動力ということにはならないと思います。

「このままではだめだと思っているけど、他に入れる人がいない」という言葉。

私だったら、正しく導かないから実績もない、市民を振り回すだけ振り回したという「前科」のある人に投票しようとは思いません。

そもそも何で、うそ偽りで仕立てたような前科者を信じて、秀逸な主張を持つがトップになったことのない人にチャンスを与えようとしないのか?
「バカ」とか「アカ」とか言っていないで、一度やらせてみればいいではないかと思います。

「入れてもどうせ、当選したら手のひら返したように主張が変わるのだろう」という思いが、選挙への絶望感につながっているのかもしれません。
まさにそれをやったのが今のトップです。はじめは消費税に反対していたはずですが、消費税に限らず彼こそ嘘を嘘で上塗りするという言葉がぴったりな人はいません。

100歩譲って、今の政権に与する、自分だけが得をすればいいと考える人たちだけが選挙に行くために、今の状況が続いているのならば
雨が降ろうが槍が降ろうが選挙に行く、ということをすれば 今の状況を打開できるかもしれません。

経歴からすれば自分のためだけに様々な政党にくら替えしてきた今の都知事は、事実上今の政権の支援を受けるかたちになっています。
この人を再度都知事にすることは、今の政権を存続させることにつながるということになるのでしょうか。

このような世の中は、いい加減にやめてもらいたい。
心底思います。
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